現在、企業を取り巻く環境は厳しく、
企業が生き残るために、会社組織で実施するプロジェクトは失敗する余裕などないのが現状です。
なぜなら、プロジェクトの失敗が、業績を大きく左右することになるからです。
例えば、顧客から依頼されたシステム開発プロジェクトの場合、
納期が遅れたりすれば、顧客に大きな損害を与えることになります。
また、会社自体の信頼を損ない、その後の仕事の受注に大きな影響を及ぼすことにもなります。
新商品開発プロジェクトの場合はどうでしょう。
納期が遅れたりすれば、狙っていた市場を他社に奪われてしまうことになります。
また、パートナー社との共同作業であった場合、そのパートナー社にも大きな損害を与えることにもなります。
「うちの会社は大丈夫!納期に遅れそうになっても
社内のリソース(人・物・コスト・タイム)をかき集めて、それで乗り切ってきているから。」
なんて声もあるかもしれません。しかし、
結果として、急遽、社内のリソースをかき集めたため、
会社組織としてのリソースのバランスが崩れ、その他の業務に支障をきたすことにもなります。
また、これはあくまでその場しのぎであり、いつまでもこのような状態でいいはずがありません。
このような状態が続くと、次第にスタッフの間では、
A氏:「プロジェクトに失敗は付き物で、ありがちなことですよ!」
B氏:「プロジェクトの納期なんてどうせ遅れるもの・・・。」
C氏:「プロジェクトの予算なんてどうせ目安的なものなんだから〜。」
D氏:「どうせプロジェクトの後半で当初の計画はコロコロ変わるんだし、
とりあえずスタートしてしまえばなんとかなるもんだよ!」
E氏:「プロジェクトの後半でその場しのぎの作業になるのはいつものことで、
仕方のないことですよ。」
F氏:「納期に遅れそうになったら、みんなで徹夜して乗り切りますよ!」
・・・・・e.t.c.
といった間違った認識が広がりがちです。
これは、経営する側にとっては大変危険な状態なのです。
確かに、ありがちなことであり、珍しいことではないかもしれません。
しかし、そのまま「ありがちなこと」として、許容してしまってていいのでしょうか。
このような効率の悪さはコストに跳ね返って来るばかりでなく、
時間がかかることでビジネスチャンスを逃してしまうことにもつながります。
そして、その積み重ねが業績にも大きく跳ね返ってくるのです。
このように、プロジェクトは、ただできれば良いものでは決してありません。
先にも述べたように、
企業を取り巻く厳しい環境の中、
会社組織で実施するプロジェクトに失敗する余裕などない現在、
企業が生き残るため、上記のようなプロジェクトの失敗をなくすために、
経営にプロジェクトマネジメントを取り入れているところが増えているのも現実です。
つまり、プロジェクトマネジメントによって計画、進行、リスクなどのコントロールを周到にマネジメントできれば、
失敗は回避できるのです。